2014/05/03
当院も5月3日から6日まで休診とさせていただきます。
さて、今日は矯正歯科にかからなくてもいいようにするためのお話です。
おかしいですよね。矯正歯科Blogでそんなこと?矯正歯科に来てくださいと言うのが矯正歯科Blogのお話でしょう?と思われると思いますが、より良い地域医療のために少しでもお役に立てられること・・・これも矯正歯科のお仕事なのです。宜しければお付き合いください。
悪習癖という言葉をご存知ですか?
習慣となっている悪いくせ、身についたよくないくせを指すのですが、この悪習癖が不正咬合の原因となることが多いのです。
最近では、一歳半検診の頃から不正咬合の指摘をされたと心配されるお母さんも多くいらっしゃるということで、小さいうちから出来る不正咬合の予防についてお話します。
お子さんは指しゃぶりをされていますか?
指しゃぶりがよくないことを知っているお母さん方は多いと思います。でも、いつからやめさせるのか?というところで悩まれる方が多いようです。
厳密に、何歳にはやめましょう!!というのはありません。お子さんの身体や心の成長によって変わってきます。
しかし、目安として3歳くらいを目処に、徐々にやめていきましょう。1歳くらいはまだまだ授乳をしているというお子さんもいますし、2歳くらいはイヤイヤ期もありますからただでさえ難しい時期です。幼稚園に入園しお母さんから離れて社会生活を過ごす準備のひとつとして、指しゃぶりを卒業しましょう。
いきなり今日から一切ダメ!!では難しいですから、まずは少し前から1日に一回は「いつか指しゃぶりはやめるんだよ。」と、本人は聞いていなくても何度も話しておきましょう。そうすることで、心の準備をさせます。
次に、時間を決めて指しゃぶりから離れる時間を作りましょう。例えば「寝る前だけ、指しゃぶりしていいけど他のときはやめようね。」などです。指しゃぶりは心のストレスからくるという説もあり、無理矢理すぐに指しゃぶりを禁止するのはよくありません。
下のお子さんが産まれて寂しい、保育園に通うようになりお母さんと離れる時間が長くなった、などご家庭により様々かと思います。すべてを改善するのは難しいですので少しでも緩和できる何かが見つかるとよいですね。
時間を決めて指しゃぶりをコントロール出来るようになったら、何かの節目に「今日から指しゃぶり、バイバイしよう!」と、指しゃぶりからの卒業を提案してあげて下さい。お誕生日やカレンダーが1日になったときでもよいでしょう。
トイレトレーニングと同じように、戻ってしまうこともあるかもしれませんが、根気よく続けてあげて下さい。そして出来たらしっかり褒めてあげて下さい。
矯正歯科に通わなくてすみますよ!
次回は、他の悪習癖についてお話します。
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